溶液中の電気化学反応のオペランドXAS測定

オペランドXAS測定を実現するために、作用極、対極、参照極を備えた電気化学セルを開発した[1, 2]。100 mV/sの電位掃引中の硫酸鉄水溶液の電気化学反応のFe L吸収端XAS測定を行った。電気化学反応における鉄イオンの価数変動を得て、同じ電位掃引速度のサイクリックボルタンメトリー測定の結果と比較することで、その酸化還元反応のメカニズムを議論した。

  1. M. Nagasaka et al., J. Phys. Chem. C 117, 16343 (2013).
  2. M. Nagasaka et al., Rev. Sci. Instrum. 85, 104105 (2014).